willow-leaf log

ひっそりこそり

未知の言語でしゃべる君

君は私の知らない言葉でいつも話したね

 

君がしゃべるとみんな喜んだり嬉しがったりする

 

だから私もそれをマネしてみたよ

 

けどね私じゃダメなんだ

 

どこが違うのかわからない 何が違うのかわからない 文法も発音も一緒なはず

 

なのに

 

私の言葉ではみんな喜んだり嬉しがったりしないんだ

 

未知の言語を調べるためいろいろ本を読んだよ

 

けど有効な解法は見つからなかったよ

 

そういう問題じゃないのかな? けど私にはこれしか思いつかない

 

私がそんなことをやってる間に君はどんどん進んでく

 

未知の言語を使って未知の領域へどんどん進んでく

 

君の後を追うようにみんな君へついていった

 

私は君の後を追うみんなの後を追うだけで精一杯だった

 

足を止めたら独りぼっちになるのが怖くて必死でついていった

 

知らないうちに迷子になって ここはどこ? 真っ暗だよ

 

そんなとき君は言葉で私を誘導してくれる

 

素敵で素敵で優しい君 だからみんなは君についていく

 

君は私の知らない言葉でいつも話しかけてきたね

 

君の言葉は私をいつも喜ばせ嬉しがらせてくれた

 

だから私はずっとずっと君についていく

 

たとえその差がどんどん開いても君についていく

 

君の言葉を知ったとき君は私の言葉で笑ってくれますか?

 

 

フォロワーさんからお題をもらって詩を書きました。

お題は「未知の言語でしゃべる君」。

少し昔の初音ミクソングみたいなのをなんとなく目指してみました。

CV:初音ミクで脳内音読してください。