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ひっそりこそり

短歌研究新人賞に応募した作品

短歌研究新人賞に応募してました。

 

 

結果は予選通過という、参加賞(くらいのものであるらしい)だったのですが、自分の歌が誰かに選ばれて紙面に掲載されるのは初めてなのでうれしい気持ちでいます。今度はもっとよりよい作品を作りたい……!そんな気持ちにさせられました。

 

というわけで(?)、このブログに応募した作品をアップしておきたいと思ったので、アップします。

 

↓ここから作品

 

「Long Wrong Life」

 

あの頃はともに生きてくはずだったイヤホン越しに聞こえた吐息

 

Long Wrong Life ぼんやりとしていればぼんやりと過ぎてゆくだけ

 

祈るような気持ちで自販機 温かいミルクティーのボタン押す

 

花言葉のように生きていられたら この腕で体を抱きしめる

 

寝落ちしてイヤホンから聞こえてくるあなたの呼吸のぬくい湿度

 

あの日々はおたがいさまと思ってたつりあってない天秤の揺れ

 

少しでもあなたの気持ち知りたくてアークロイヤルアップルミント

 

心臓に冷たい水が落ちていくこの感覚はいつぶりだろう

 

お互いに黙ったままの冷たさはドライアイスで火傷する指

 

咀嚼して飲み込んでいくクラッカーいろんな道がなかったことに

 

生煮えの気持ちは消化すらされずうらみごとがあふれてくるね

 

ぼんやりとふとんにもぐり寝るときの二酸化炭素濃度の高さ

 

蝶々のような眠気をつかみとり鱗粉を吸い落ちる暗闇

 

お互いにたいせつ壊しあった日のぬるいライチのほのかな苦み

 

スプーン一杯の贖罪すらもはねのけられて飲むポタージュ

 

傷つけるためにつかう悪口であなたはどう傷ついたのだろう

 

どのような重さの石を投げたなら当たる人らは痛くないのか

 

さまざまな角度で徐々にずれてってもう取り返しつかないですね

 

こんな気持ちになんてなりたくなかった(だけどもう)白鳥の死体

 

名前すらつけられなかった事件でもガラスとガラス擦れあう痛み

 

クレッシェンド あなたは遠くなり光の速さになってしまった

 

飛ぶ鳥は跡を濁さず 見あげると燕が作った燕の住処

 

「いつものカレー」余ったからタッパーへ 皮むき損ね指先の赤

 

治癒せずに残る傷跡なでながらこんな気持ちもあったのだろう

 

コロッケの大切さに気づかずにこれからも生きていくんだろうな

 

どうしてか怒りはふいに消えていき許せなさの足跡が残る

 

あざやかに赤や黄色が流れてく川の水面は他人事のよう

 

遠回りして歩くとき特有の 温度 湿り気 呼吸のリズム

 

死ぬ光すべてなかったことになる波打ちぎわに素足をさらす

 

そうすべてはうつろいゆくものだから煙とともに吐く息の白

 

「書くことが思いつかない人のための文章教室」こんな風に問題に解答したよ:3~4章

willow-leaf.hatenadiary.jp

 

「書くことが思いつかない人のための文章教室」、やっと読み終えたので、3~4章の自分の解答をこの記事にアップします。

 

以下太字は本から引用した「問題」の文であり(適宜省略はありますが)、それ以外は私の解答と解説を読んだ時の私の感想です。

 

「第3章そもそも書く手順とは?」

問題:コラムをもう一度読み直して、その上でこの文章の起・承・転・結を考えてみてください。

解答:

起→夫が浮気をして家を出た
承→夫の言う事など聞いてやるものかという思い
転→介護の仕事をしながら夫への気持ちが変化していく
結→夫との離婚

感想:こんな感じかな?と思って解答したけど、おおざっぱじゃなくてもっと細かく内容を詰めないといけないっぽい。

 

問題:右の文章をあなたならどのように書きますか?読者が戸惑わないように書いてくさい。

解答:太陽に照らされた白い海のことを「海の上に光の子がいるみたい」と彼女は言った。もう15年も前のことである。今、同じ場所から見る海は、あの頃より光の子の数が増えたような気がする。

感想:読みやすくはなった(と思う)が細部が抜け落ちてしまった。

 

問題:「土」という作文の題で、みなさんならどんな話を書きますか。書き出しは?

解答:

ピカピカの泥団子を最近の児童は作る話

泥んこ遊びにも流行り廃りがあるらしい。例えば、私が児童だったときは精々泥のケーキを作るだけだったが、最近の児童の間では泥団子が流行っているらしい。それもピカピカに光っている泥団子だ。

 

問題:村上春樹氏が『1Q84』の中で「月が人に与えてくれる最良のもの」として挙げた二つのものは何だと思いますか。

解答:

夜の薄明かり
見上げると星より大きい輝きがある

感想:現象というよりも、もっと感情よりのものだった。

 

問題:■■に「思う」「考える」のどちらが入るかを考えてください。

解答:考える 思う 考える

 

問題:次の文例は「思う」「考える」「感じる」を使った文章です。その三語を使わない文章に書き替えてください。

解答:天気予報では今日は寒いらしく、コートを着て家を出たらやはり冷たい風が吹いていた。今日一日の仕事はほとんど外回りである。風邪気味であるし寒さで体調を悪化させないためにオーバーを着るため家に引き返した。

感想:使わないことはできた。読みやすいかどうかはわからないが……。

 

問題:この文章をオチのある話に書き直してください。

解答:社内でカラオケに行ったときのこと。課長以外のみんなは思い思いの曲を歌い始めた。いくら周囲が唆しても課長は笑って煙草をふかしているだけだった。カラオケが終わったあと、課長は自分に歌う機会を与えなかった周囲に抗議してきた。みんなは唆しても歌わなかった課長の陰口を言い合った。しかし、一人の社員は課長が歌のリクエスト本の中に指を三本くらい入れているのを目撃していたのであった。

感想:「この文章」のオチはうまくつかめたと思う。

 

問題:次の八つの例文にそれぞれ必要と思われるテンを打ってください。

①昨日は温かかったが今日は随分と冷える。

②金も地位も家もいらない。

③今日こそそばを食べよう。

④彼も喜び私も喜んだ。

⑤その夜あなたはいなかった。

⑥私はそんなこと前にも言ったようにしていない。

⑦私は彼はそんなことはしないと思う。

⑧私は熱心に働く人を探す。

 

解答:

①昨日は温かかったが、今日は随分と冷える。

②金も地位も、家もいらない。

③今日こそ、そばを食べよう。

④彼も喜び、私も喜んだ。

⑤その夜、あなたはいなかった。

⑥私は、そんなこと前にも言ったように、していない。

⑦私は、彼はそんなことはしないと思う。

⑧私は、熱心に働く人を探す。

 

問題:次の文章を二つか三つの短い文章に、書き分けてください。「バスから見える紅葉の山々に目を奪われた」。

解答:「そのとき、私はバスに乗っていた。バスからは紅葉の山々が見える。私はその光景に目を奪われていた。」

 

問題:「あら!」「~していただけない?」の「!」と「?」を取り去って吉行氏はどう文章を直したと思いますか。

解答:

「あらまあ、なんということでしょう」
「〜してくれないでしょうか」

感想:「!」と「?」は使わないことができた。

 

問題:次の言葉も重複です。直してください。

・あとで後悔する

・各国ごとに

・連日暑い日が続く

・製造メーカー

・思いがけないハプニング

・最後の追い込み

・成功裏のうちに

 

解答:

・後悔する

・国ごとに

・暑い日が続く

・メーカー

・ハプニング

・追い込み

・成功のうちに

 

問題:次の語例を正しい表現にしてください。

・足げりにする

・笑顔がこぼれる

・上にも置かぬもてなし

・(ほっと)肩をなでおろす

・老体にむち打つ

 

解答:

・足蹴にする

・破顔する

・最上のもてなし

・汚名返上

・ほっとする

・無理をして

感想:なかなか頭を使った。語彙力~。

 

問題:次の文章はどの箇所が朱で添削されていたでしょうか。

解答:

「少し遠くなったが」

「兎や角言う言ふ暇もなく」

感想:そ、そこかー!

 

以上です。より良い文章、書きたいものですね。修練、修練……。

 

「書くことが思いつかない人のための文章教室」こんな風に問題に解答したよ:1~2章まで

「書くことが思いつかない人のための文章教室」という本があります。

 

 

これは文字通り「書くことが思いつかない人」のための「文章教室」なわけですが、この本を2章まで読み終えました(全部で4章ある)。

これまでの2章分についてはどのような表現をすればどのような印象を与えることができるかという「文章のキソ」について解説されていました。

この本の特徴として、「さあここまでの解説をもとに下記の問題を解いてみましょう」のターンがあることです。私はこの問題を飛ばさずにちまちまとEvernoteにまとめておきました。

というわけで、今回は私の解答をこのブログに2章ずつ記事を分けてアップしてみたいなと思います。なんでかは特に理由はないですけどなんとなく楽しそうなので……。

 

以下太字は本から引用した「問題」の文であり(適宜省略はありますが)、それ以外は私の解答と解説を読んだ時の私の感想です。

 

「第1章記憶を描写してみよう」

問題:井上ひさしさんが「平和を守る」という表現から置き換えた言葉は一体どんな言葉だったか

解答:平和を守るの別の表現は「国民が最低限文化的な生活を送る」ことである

 

問題:一年の終わりの十二月、師走について「思う」ことと「思い出す」ことを書いてください

解答:「思う」こと→クリスマスや大晦日などイベントが連続してて楽しい。ケーキもそばも好きだしおいしいしサイコー。フォロワーの今年のまとめや来年の抱負ブログが見れて嬉しい。自分としてもまとめや抱負を作ってるし、来年からはいろいろとリセットした気分で新年を迎えることが出来る。

「思い出す」こと→当時、恋愛感情を片思いをしていた相手の逆鱗にうっかり触れてしまって、週一でやってた通話ができなくなってしまった。傷心したので彼の故郷である福島、会津若松に大晦日〜正月に旅行に行った城を見たり酒を飲んで蕎麦を食べたりした。年末年始は観光地も店が閉まるということを知らなくて、城の案内人さんにやってるお店を聞いて、そこで昼食と夕食を取ったこづゆがおいしかった記憶がある。

感想:「どちらが作文向きか」ということだけど、興味のある他者なら「思う」ことも「思い出す」こともどちらも読んでも楽しいけど、全くの赤の他人の文章なら「思い出す」ことかな……。

 

問題:つらいと思ったこと、どう書きますか。短い文章でいいですからぜひ書いてみてください

解答:無自覚に、長いこと相手をいたく傷つけてしまい結局仲違いしてしまった。自分の至らなさのせいでもあるが、申し訳無さもあり、今でも好きだけど思い出すと思い出たちがほろ苦いものになる。それを連作にして短歌の賞に出したそれほどつらかった。

感想:状況を再現して報告するつもりで書くとより伝わるらしいが、この文章はあまりそう書けてはいないと思う。まあ、詳細は個人情報なのでそもそも公のブログに書くことは不可能なんですが……。

 

問題:文中の○○○(三文字)と○○(二文字)の言葉をそれぞれ考えつつ読んでください(文章は略します)

解答:老後、本質

感想:オイオイオイ~文中に○○ふたつあったけど別々のものだったんかい!同じものかと思っちゃたよ。そうならそうとヒトコト書いといてほしい。

 

問題:岸部一徳の写真を見て描写してください。細部にこだわってください。(写真略)

解答:7:3に分けた白髪混じりの顔に首元を緩めてワイシャツを着ている。彼の表情は口は閉じ無表情に近いがぶっきらぼうというわけではない優しそうな眼差しをしている。顔のシワを見ると年齢は40〜50代であろうか。

感想:うーん細部(目など)をまるで「○○(他の俳優)」と比較するなど、その手があったか!という気持ちだ。自分なりに細かく書いたつもりだけど確かにその方法を使うと「表現力」が出るかもしれない。

 

問題:みなさんなら「子どものころ、母は病弱だった」「子どものころ、家は貧乏だった」のあと、どう書きますか。

解答:

子供の頃、母は病弱であった。いつもあちらが痛いこちらが痛いとうめき声をあげ、病院に行くように諭したのだが決して行こうとしなかった。幼い頃に父と離婚し、親戚づきあいもないので私が小学校から帰ってきたらずっと、あるいは学校を休んででも看病をしたことがあった。私は大学に進学したかったが母とその介護に追われる私の状態を見ると、とてもでないけど、そんなことできそうにもなかった。しかし、高校一年のとき母は死んでしまった。それからは遠縁のおじさんおばさんに育てられちゃんとした睡眠や食事や勉強もできる環境になった。

子供の頃家は貧乏だった。数百円の差を節約するために牛肉ではなく豚肉ばかりを食べていた。その他の食事もトップバリューなどの格安マイブランド製品ばかり食べていた。

感想:前者は創作癖が発動されて長くなったが、後者は働かなかったので比較すると短くなった。描写はひとコマでもよくて場面を再現して読者にわかってもらえればそれで充分らしいですけど、一応「場面の再現」はどちらもできていると思う。わかってもらえるかは、わからん……。

 

問題:人間って何なのか、生きるって何なんだろう、そして人生とは――みなさんならどう答えますか。

解答:人生とは物語ではない、私はそう思う。これは人の言葉を借りて自分の人生観を表現したものなのでまだ自分の中で言葉として具体的に表せるまで咀嚼しきれてない。なのでぼんやりとした言葉でしか表現できないが、物語ではないと思う。個別エピソードとかはありつつもバラバラなエピソードの集合体であり筋が一本通った物語ではない。物語ではないということは人生は物語=コンテンツではない、とも言い表せる。人の生というものは物語として消費できるようなものではない、と思う。

感想:これを読んでいらっしゃる皆さんの人生観、知りたいです。

 

「第2章伝わる文章の秘密」

問題:つい最近、ぼくの友人がこんな話をしていました。(~略~)みなさんは彼の涙の理由は何だと思いますか

解答:いつもものをどこに置いたか忘れる母の「変わらなさ」が理由

感想:あまり問題文に「共感」が持てなかったため、解答が質素なものになった。やっぱり、「その文章が共感を呼ぶかどうか」は人によるところもあるのかもしれんな。「最適解」はあるのだろうと思いつつ。

 

問題:

「まだ好き?」とふいに尋ねる滑り台につもった雪の色をみつめて 穂村弘

寄せ返す波のしぐさの優しさにいつ言われてもいいさようなら 俵万智

それぞれ男女の心模様が詠まれていますが、それは何によってより効果的に描き出されていると思いますか。

解答:

滑り台につもった雪の色
寄せ返す波

感想:短歌を作ってるくせに短歌の感想言うのへたくそ侍なので解答も質素なものに。「物や自然に託された心情にこちらが反応して、共感を覚えている」って言われるとなるほどなあ確かにそうかも、と思うのだった……。「生への共感」なら他への共感より多い人たちに共感してもらえるのかもしれない。

 

問題:次の文章を読んでみてください(~略~)うなぎを焼くにおいにふれた表現が少しでもあれば、イメージはもっと深まったのではないのでしょうか。あなたならどう書きますか。

解答:地元に帰ると近所のうなぎ屋がなくなっていた。そのうなぎ屋は住宅兼店舗で、おじさんがいつも焼いていたうなぎの匂いが染み付いていた。学校から帰ると、いつもおばさんは駐車場の草むしりをしていて、お菓子をくれることもあった。おばさんの手はさっきまでむしっていた草の匂いがいつもしていた。
詳しい事情はわからないが、おじさんが病気を患っていたそうだ。金銭的にも苦しくなり、家を手放したのかもしれない。ぽっかりあいた店の跡地には、売り地の看板が立っているだけだった。そこにはもう「いつものうなぎを焼くときの匂い」はなくなっていた。

感想:うーんなるほど、うなぎの匂いとただ書かずに、具体的に「甘辛いタレとうなぎの油の混じりあった」と書く手もあったか。というか、草の匂いは設問に問われてなかったからもっとうなぎ方向に力を向けたほうが良かった。

 

問題:感動と感激はどう違うのでしょうか。

解答:

感動→心が動かされて泣いたりする
感激→心が動かされて泣いたりするしそれが態度にも現れる

感想:この本でも感動と感激の違いははなはだ微妙と書かれているし、ググってサイトを見てみてもサイトによって定義が異なってるし本当に違いは微妙っぽい。私の中の解釈は解答の通りです。

 

問題:木村拓哉さんと工藤静香さん夫婦に第二子が誕生したときに書かれた文章に書かれていたのは感動?感激?どちらでしょうか。(文章略)

解答:感激

感想:「感動」かい~っ!本当に微妙だなこの言葉。もしかして、こういう日本語、他にもいろいろあるのだろうか……(あるな)。

 

問題:夏目漱石の『虞美人草』に出てくる次の言葉■の一文字を埋めてください。

「■っと驚く時、はじめて生きているなと気が付く」

解答:あ

感想:正解だった。「あ」っと発するとき→そこに自分がいてその多くに感動がある→その体験はいずれ作文に書ける、というメソッドらしい。確かに私もネタ帳にメモってるものは「あ」と思ったときに思いついたものが多いしそうなのかもしれない。

 

問題:次の難しい漢字をやさしく言い換えてください。

隘路、喧伝、悪罵、塵芥、隠蔽、跋扈、婉曲、煩悶、陥穽、弥縫、邂逅、遭遇、漏洩、危惧

解答:

隘路→狭くなった道
喧伝→やかましい宣伝
悪罵→ひどい罵倒
塵芥→塵となり消える
隠蔽→隠そうとする
跋扈→はびこる
婉曲→遠回しに
煩悶→感情が高まり悶える
陥穽→弱点があった
弥縫→きれいな布切れ
邂逅→遭遇する
漏洩→どこからか漏れる
危惧→危機を感じとる

感想:意味の分からない単語も一部あったけどググるとネタバレされてしまうのでわからなかった単語もあえてわからないまま漢字のイメージで書きました。本の解答と比べるとまだまだ優しくなりきれていない部分がありますね。こなれてないというか。

 

問題:浜松市の中学一年、江間千華さんの作品から一字あけて紹介しますので、どんな言葉が入るか考えてみてください。

怒られて目から流れる■ひとつ

解答:玉

感想:怒られすぎて目から眼球が飛び出たのかなと思いきや、「目から涙」系だった。私の解答だと若干シュールな川柳になってしまう……。

 

問題:次の文章を読んで答えてください。

「使い方一つでナイフにも爆弾にもなって、包帯にも接着剤にもなるもの、なーんだ?」

解答:人間関係

感想:なるほどね。確かに本の解答の方が問題の解答としてふさわしいね。けど、人間関係も直接的にも間接的にもナイフとか爆弾とか包帯とか接着剤になると(私は)思うけどな~。

 

問題:左の写真を見ながら、擬音語、擬態語、を使って文章を書いてみてください。(写真略)

解答:

雷がピシャーンと鳴る
滝がザアザアと音をたてて流れる
ザワザワと群衆の音がする
ピカピカと光る元気な太陽だ

感想:擬音語とか擬態語、意味は分かるし使ってたけど、用語の定義としては理解してなかったしそれに、「この文章は擬態語だな」と思いながら使ってたわけでもないなと思った。何事も定義、大事だな。

 

問題:次の「自然現象」と「物の動き」について、どんな擬音語・擬態語が思い浮かびますか。書き出してみてください。

天候、太陽、星、雲、雨、雪、水滴、ペンキ、花びら、紙片、小石、岩

解答:

天候→ピカピカ、ザアザア、ピシャーン、さらさら、さわさわ
太陽→ピカピカ、てかてか、コウコウ、ギンギラギン
星→ピカピカ、キラキラ、てかてか、キランキラン
雲→フワフワ
雨→ザアザア、ザワザワ
雪→しんしん、さらさら、ふかふか
水滴→キラリ、したたる
ペンキ→ぬりぬり、ピッカリ
花びら→ふわふわ、きらきら、はらりはらり
紙片→ペラペラ、ピラピラ、パラリ
小石→コロコロ、コロリ、コーンコーン
岩→ゴロゴロ、ぐらぐら、ドシャーン

感想:「物の動き」について、あまり動きを捉えられていないなと思った。あと、擬音語と擬態語って似ているので、何がどれに該当するのかについてあまり考えず書き出してしまった。

 

私の2章までの解答は、上記のとおりです。他人の感想が気になるし、この本を全部読み終えたら感想を探してネットサーフィンしようと思います。

3~4章までのこの記事と同じやつは来月このブログに投稿したいですね。それでは次回をお待ちくださいー。

2022短歌まとめ

2022年にTwitterなどで発表した短歌のまとめを書いておきます。

 

部屋にいた羽虫を素手で潰すときじっと見ていた誰かの視線
 
確実にキャラが死んじゃう広告を死ぬ前に消すときの指先
 
目の前を死の質感が横切って次の駅へと向かっていった
 
B5ってどんな感じか知るために文房具屋へ行くことにした
 
梅干しは種があるのがめんどくさい 今日も仕事へ休まず通う
 
だんだんとメッセ欄に埋もれてく二度と会えない人とのLINE
 
コンビニに毎日通い続けたらされなくなったいらっしゃいませ
 
毎朝を快適にしたいそのために今日はオーツミルクを飲んだ
 
心臓を庇ったように寝ているとじんわりと胃がモヤモヤするね
 
死ねよりは殺してやると言われたいスーパー帰り袋は重く
 
指パッチンペン回しに麻雀とみんなはどこで習ってるんだ
 
東京の都市が出てくる短歌とか嫉妬しがちな場所に住んでる
 
歩いてるみんながみんなお互いのモブキャラになる街に住みたい
 
ともだちがいてほしかっただけでした課題を全部解きあうような
 
旧友か新友と呼べばいいのかわからない友と過ごす初夏
 
ソーダ水 蓋開けたまま放置してただの水になりたくなかった
 
さよならの末路はいつでもさびしくてそんなときは雨が降ってる
 
愛してよ たとえばコーヒーキャンディを口移しでくれるような愛
 
肌色がペールピンクになった頃私は何をしていただろう
 
3月もコンビニに置かれてる1000円のバレンタインチョコレート
 
コンビニで冷蔵されたたこ焼きを温めないでそのまま食った
 
ふざけるなわたしはわたしのままでいてあなたには触れられたくない
 
もう二度と行きたくないパン屋さんのふんわりサクサクアップルパイ
 
もう会えない人を思い出しながら電車の中でスマホを叩く
 
なにもかもまちがえていた罪のためお菓子の家に収容された
 
こんなふうにしかやれないぼくらにも雨は等しく降りそそいでる
 
夏に生まれ大阪に住んでいたらコミュニケーションできたんだろう
 
過去は未来を許してくれないごめんなさいとすら言えずに黙る
 
気怠さがずっと続いたその夜に採った貝殻踏みつぶしてみる
 
にんじんのにんじんらしさを消せるシチューああとてもよいとてもよい
 
友だちがいなくても大丈夫いざというときデウス・エクス・マキナ
 
お互いに無言と無言の間から流れていった砂時計の砂
 
またねにまたねって返らない君 また会える気がしないどうしよう
 
またねとは祈りでもある鉄柵を超えた迷惑の中にある眼
 
ここでもがいていくしかないらしいあの自転車を見てご覧なさい
 
夏はもうとうの昔に過ぎたけど三ツ矢サイダー以外とうまい
 
コンビニはいつでも同じ味がして救われてる?救われてるのか?
 
空中を低空飛行する天使たち鬼ごっとか見つめている
 
コンビニはいつでも同じ味がしてどこまでも続いてく気がした
 
この川も東京に続いていくのか東京とは大きい都市だ
 
スシローと幸楽苑と宝島が徒歩で行けるこの町に住む
 
ゲームのドット絵たち積み重なるこのまま死んじゃえばいいのになあ
 
ギフテッドのその後なんて知らぬまま白詰草の冠作る
 
撤退線 すずらんの花たちずけずけと踏み潰していくような
 
中身として抑えているが出てきちゃうどうすればいいどうすればいい
 
ダイソーに行くたび部屋がダイソーになっていくんだどうすればいい
 
お魚が住んでる川はたのしいな実際に見たわけじゃないけど
 
きっと愛し合ってるのだろうよそうわかってても身体は遠く
 
微糖のコーヒーを飲む ほんの少しだけでもないと意味がないんだ
 
バラバラにしてたピースが埋まってく夏は壊したはずなのになあ
 
ありえんばかりの暑さの中にいて遠くなる夏見えた気がした
 
願ってはいけないことが積もる春桜の花を塩漬けにする
 
願ってはいけないことが積もってく桜の花を塩漬けにする
 
踏み台にされる椅子よりリビングで使われている椅子になりたい
 
隣人が深夜にさわぐ隣人はともだちがいてうらやましいな
 
エモいことなんてなにもないじゃんねという会話がエモいってことか
 
ありふれている愛のことたとえば髪の毛を乾かしてくれること
 
生活が乱れていけばいくほどに近づいてく標準体重
 
ずっと声さえ聞けなかった人に会う 生きてるんならオールオーケー
 
そんなこと言わなくても大丈夫びわの葉は身を守るようにある
 
背を正し手すりを握る男性の靴底に住む微生物たち
 
やさしさを持ち合いながら生きている月の裏の微生物のこと
 
ほんものがもしもどこかにあるのならそっと手にして包みこみたい
 
ありふれている愛のこと蝋燭のゆらぐ炎の輝きのこと
 
結露した言葉を喉に流しこむ愛とはすべて光ではない
 
雑草を引き抜き捨てて歩いてる後のことなど知ったことかよ
 
イマジナリーフレンド殺人事件は被疑者不起訴で終わりました
 
雪道をサクサクサクと進んでく愛してボタン連打しながら
 
にんげんがほかほかしててよかったなふれてさわってぬくぬくできる
 
たどり着けなかった場所は見えなくて側に誰かが居てほしかったな
 
乗り換えに間にあわなかった人たちの影が車窓から見えていた
 
選ばないことを選び続けることサクラソウを冬に植え付ける
 
いる人だけがいる教室でグミの空袋ホールインワンする
 
夕暮れのオレンジからのさよならに祈りのようにまたねと返す
 
カラースプレーかけたソフトクリーム思ってたのとなんかちがうな
 
常識は半透明が皮になり層状になり玉ねぎのよう
 
どこから先がしあわせなのだろうかいつでも同じ速さの歩道
 
階段を転がり落ちる林檎たちみなばらばらに着地していく
 
川の反対側へボールを投げる 届かなくても伝わればいい
 
ココスよりガストのほうが向いている別れ話はもうたくさんだ
 
川岸のススキを順に折っていくかつてはあった思念も消えて
 
なりたいがなりたかったになる前になろうとしてる君に幸あれ
 
半熟は美味しいけれど生はイヤ追加加熱する電子レンジ
 
客が来てほしくなさげな店員と車の速さ信号機の青
 
二度と関われないのか鍵のツイッターもLINEもブロックされて
 
しあわせホスピタル逝ったあとには天使の祝福のみを待つだけ
 
しあわせホスピタル電話内容は今日嬉しかったことだけです
 
柴犬を飼ってる人に勝てなくておじゃまぷよ増えばたんきゅ〜される
 
てんごくに産まれたかったときがあり背にあった羽を上へ伸ばす
 
たすけてと求めたならば救われるそんな季節は過ぎてしまった
 
友達と友達みたいなやりとりをLINEでやれてる うれしい
 
納豆が好きでよかった 納豆はうまいしおそらく腸にもいい
 
来月のカレンダーふと見てみると二度と会えない人との予定
 
部屋にいた羽虫を素手で潰すときじっと見ていた誰かの視線
 
なりたいがなりたかったになる前になろうとしてる君に幸あれ
 
半熟は美味しいけれど生はイヤ追加加熱する電子レンジ
 
客が来てほしくなさげな店員と車の速さ信号機の青
 
以上です。来年も短歌、やっていきます。よろしくお願いいたします。

 

今年読んで・観て良かった本、漫画、映画 2022

毎年、大晦日に書いてるんですが、大晦日、はたして書けるほどの元気あるのだろうかと疑問に思ってきたので今のうちに書いておきます。大晦日までに追加される可能性もあります。

 

「生きていくための短歌」

人間失格

コンビニ人間

「こころ」

涼宮ハルヒの憂鬱

好き好き大好き超愛してる

「生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミストシオランの思想」

「アルファ系衛星の氏族たち」

フィリップ・K・ディック 我が生涯の弁明」

フィリップ・K・ディック・リポート」

「ルポ 若者ホームレス」

「風にあたる」

「はるかカーテンコールまで」

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

「エモーショナルきりん大全」

「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」

他、色々、文フリの同人誌など。

 

漫画

「1518!」

「死神ドットコム」

ゴールデンカムイ

「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん」

「愛と呪い」

「現実逃避してたらボロボロになった話」

「フラジャイル」22巻、23巻

「勇気あるものより散れ」

「ヤサシイワタシ」

「迷走戦士永田カビ」

薬屋のひとりごと

リエゾン

「スナックバス江」

「タコピーの原罪」

「無能の鷹」

宝石の国

「チ。―地球の運動について―」

「腸よ鼻よ」

学習漫画 世界の伝記 キリスト 神の愛をといた救世主」

「HUNTER X HUNTER」

コウノドリ 新型コロナウイルス編」

チェンソーマン」12巻

他、色々、コミティアの同人誌など。

 

映画

コーヒー&シガレッツ

「さんかく窓の外側は夜」

「パラサイト 半地下の家族」

鍵泥棒のメソッド

ジョゼと虎と魚たち

 

ドラマ

「この動画は再生できません」

 

こんな感じの1年でした。来年はもっとインプットにアクティブにゆきたいですね。

 

今までに作ったLINEスタンプまとめ

そういえば、今までに作ったLINEスタンプのまとめを書いてないなと思ったので書くことにしました。

今までに8種類のLINEスタンプを作ってきました。こうしてみると色々作ってますね。来年もネタがあったら何か作りたいです。

 

【LINEスタンプまとめ】

store.line.me

最初に作ったLINEスタンプです。最初なので試しに作ってみようと思ったものなので数は少なめで8種類です。スタンプの形が四角くてケモ耳なのが特徴です。

 

store.line.me

オリジナルキャラのたこやきの妖精のLINEスタンプです。16種類と少なめなので、たこやきの妖精のLINEスタンプはまたネタを考えてそのうちまた作りたいですね。

 

store.line.me

TRPGとかボードゲームが好きなのでそういう時に使えるといいなーと思って作りました。みんなケモ耳なのが特徴です。どうせならかわいいスタンプを使いたいので……。

 

store.line.me

これもまたオリジナルキャラの寿司の妖精スタンプです。たこやきの妖精のスタンプと比べてこっちは40種類ありボリュームがあります。いろんな人に使ってもらえてるようでなによりです。

 

store.line.me

これもオリジナルキャラのアルフヒルドちゃんのスタンプです。こうして振り返ってみると私ってオリキャラのスタンプ色々作ってますね。

 

store.line.me

「インターネット」のLINEスタンプです。私が平成から令和にかけて眺めてきたインターネット感をLINEスタンプにしてみました。みんなで一生インターネットやろうね……!

 

store.line.me

今までミステリを読んできて、あるあるなシチュエーションとかセリフをスタンプにしてみました。

 

store.line.me

ぼくらワイワイインターネットの続編として作りました。インターネットスタンプは何となくふと思いついたセリフやシチュエーションをLINEスタンプとして作ってみた感じです。

2021短歌まとめ

またねとは祈りでもある鉄柵を超えた迷惑の中にある眼

 

 

ここでもがいていくしかないらしいあの自転車を見てご覧なさい

 

 

夏はもうとうの昔に過ぎたけど三ツ矢サイダー意外とうまい

 

 

コンビニはいつでも同じ味がして救われてる?救われてるのか?

 

 

空中を低空飛行する天使たち鬼ごっとか見つめている

 

 

コンビニはいつでも同じ味がしてどこまでも続いてく気がした

 

 

この川も東京に続いていくのか東京とは大きい都市だ

 

 

スシローと幸楽苑と宝島が徒歩で行けるこの町に住む

 

 

ゲームのドット絵たち積み重なるこのまま死んじゃえばいいのになあ

 

 

ギフテッドのその後なんて知らぬまま白詰草の冠作る

 

 

撤退線 すずらんの花たちずけずけと踏み潰していくような

 

 

中身として抑えているが出てきちゃうどうすればいいどうすればいい

 

 

ダイソーに行くたび部屋がダイソーになっていくんだどうすればいい

 

 

お魚が住んでる川はたのしいな実際に見たわけじゃないけど

 

 

きっと愛し合ってるのだろうよそうわかってても身体は遠く

 

 

微糖のコーヒーを飲む ほんの少しだけでもないと意味がないんだ

 

 

バラバラにしてたピースが埋まってく夏は壊したはずなのになあ

 

 

ありえんばかりの暑さの中にいて遠くなる夏見えた気がした

 

 

願ってはいけないことが積もる春桜の花を塩漬けにする

 

 

願ってはいけないことが積もってく桜の花を塩漬けにする

 

 

踏み台にされる椅子よりリビングで使われている椅子になりたい

 

 

隣人が深夜にさわぐ隣人はともだちがいてうらやましいな

 

 

エモいことなんてなにもないじゃんねという会話がエモいってことか

 

 

ありふれている愛のことたとえば髪の毛を乾かしてくれること

 

 

生活が乱れていけばいくほどに近づいてく標準体重

 

 

ずっと声さえ聞けなかった人に会う 生きてるんならオールオーケ

 

 

そんなこと言わなくても大丈夫びわの葉は身を守るようにある

 

 

背を正し手すりを握る男性の靴底に住む微生物たち

 

 

やさしさを持ち合いながら生きている月の裏の微生物のこと

 

 

ほんものがもしもどこかにあるのならそっと手にして包みこみたい

 

 

ありふれている愛のこと蝋燭のゆらぐ炎の輝きのこと

 

 

2021年は全体的に体調が悪くてぐぬ~~と言いながら布団にこもってたんですけど来年は元気になりたいです。