12月の短歌
道のりをともに旅する仲間たち!虚無と空虚に孤独がいるぜ!
しあわせを果たせなかった週末にサザコーヒーでブラックを飲む
間違った人を好きになってしまうテストみたいにバツをつけてよ
しあわせは見えはするけどつかめない 桃に小石を打ち付けてみる
間違った人に恋した罰として本にはさまれ押し花になる
選び抜きこだわりこめた花よりも隣の芝生が青々している
胃袋が締め付けられる憂鬱で手慰めの鶴たち十匹
夕焼けにかかった虹が弓のよう 希望よはやく砕けてしまえ
北へゆく 孤独なクマよ罪すべてまっさらにして白へと変えて
たくさんの孤独かさなり束になりコネクションしろインターネット
水面に反射し映るかがやきに近づきたくて湯船に沈む
間違った人を好きになってしまうテストみたいにバツをつけてよ